JCB THE CLASS の年会費55,000円は、安い金額ではありません。ここでは、還元率だけで元を取る発想ではなく、日常決済の集約、メンバーズセレクション、付帯保険まで含めて、自分の生活で納得できている理由と、向かない人の条件を整理します。
JCB THE CLASSの年会費55,000円は高額な固定費
JCB THE CLASS の年会費は、税込で55,000円です。クレジットカードの年会費としては、はっきりと高い部類に入ります。無料のカードがいくらでもある時代に、毎年これだけの固定費を払い続けるのは、冷静に考えれば不思議な選択かもしれません。
それでも私は、いまのところこの年会費を払い続けています。高いか安いかと聞かれれば、高いと即答します。そのうえで、自分の生活では払う価値があると判断している、というのが正直なところです。
年会費に見合うかどうかは、人によって変わります。だから還元額だけではなく、固定費として払い続ける納得感まで含めて考える必要があります。
自分の結論は、年会費55,000円は高いが、生活の支払いを集約し、メンバーズセレクションや付帯保険まで含めて使うなら納得できる、というものです。逆に、決済を集めない人や付帯サービスに出番がない人には重い金額です。
| 年会費に納得しやすい人 | 年会費が重くなりやすい人 |
|---|---|
| 固定費や日常決済を一枚に寄せたい | 還元率だけでカードを選びたい |
| メンバーズセレクションを楽しめる | 付帯サービスを使う場面が少ない |
| スマホ保険などの備えもカード側に置きたい | 年会費の元を毎年きっちり取りたい |
年会費を取り戻す発想は満足度を下げやすい
年会費を払い始めた頃、私は元を取ることばかり考えていました。ポイントで何円ぶん戻るか、特典で何円ぶん得をするか。そうやって損得を計算していると、どこかで必ず苦しくなります。
| 年会費の見方 | 起きること |
|---|---|
| 金額として取り戻す | 毎年の収支計算に追われ、使うほど元を取れたか気になる |
| 生活の土台として見る | 決済が一枚に集約され、計算しなくても納得が続く |
数字だけで追うと、年会費は常に「まだ取り戻せていない負債」に見えてしまうのです。そうではなく、決済の土台を一枚に固定するための費用として見るようになってから、気持ちが楽になりました。家計の見え方がどう変わったかは JCB THE CLASSをメインカードにして実際どう変わったか にまとめています。
年会費に納得できたのは特典と保険の実感
とはいえ、土台だからと無条件に払えるわけではありません。私の場合、年会費に納得できているのは、年に何度か「払っていてよかった」と感じる場面があるからです。
ひとつは、メンバーズセレクションです。年に一度、生活に取り入れられるものを選べる仕組みで、自分の感覚では年会費の半分くらいを実質的に取り戻している気がしています。還元というより、年に一度の選ぶ体験として受け取っている、というほうが近いかもしれません。選び方の基準は メンバーズセレクションを生活寄りに選ぶための静かな基準 に書きました。
もうひとつは、付帯保険が実際に役立った経験です。スマートフォンの画面を割ったとき、付帯保険のおかげで自己負担を抑えられました。このとき、年会費は保険料の前払いのようなものだと実感したのです。その顛末は JCB THE CLASSのスマホ保険を実際に使った記録 にまとめています。
年会費55,000円は誰にでも勧めやすい金額ではない
ここまで書いておいて矛盾するようですが、私はこの年会費を誰にでも勧める気にはなれません。決済をほとんど現金で済ませる人や、付帯サービスを使う場面が想像しにくい人にとっては、55,000円は重いだけの固定費になります。
実際、私自身も以前は年会費に見合う確信が持てず、上位カードへの切り替えを一度見送ったことがあります。生活の時期によって、同じ金額の重さは変わるのです。その判断の記録は JCB THE CLASSの最初の招待を見送り、翌年に申し込んだ理由 に残しています。
年会費は生活との相性で判断したい
結局のところ、年会費が高いか安いかは、カード単体では決まりません。自分の決済がそのカードに集まっているか、付帯サービスを使う生活なのか、年に一度の特典を楽しめるか。そうした相性で、同じ金額が高くも安くも感じられます。
私の場合は、決済を一枚に寄せ、付帯サービスを使う時期に入っていたから、55,000円に納得できました。逆に言えば、その条件が崩れたらゴールドへ戻すと思います。年会費は払い続けることが目的ではなく、いまの生活に合っているかどうかで、そのつど考え直せばいいものだと思っています。年会費を数字だけでなく生活導線として見直した背景は カードは金融商品ではなく生活導線でもある に、無駄かどうかを管理コストまで含めて考えた話は ステータスカードは本当に無駄なのか にまとめました。