高還元カードを否定しているわけではありません。楽天カード、エポス、dカード、Oliveなどを実際に使ったうえで、それでもメインカードはJCB THE CLASSに寄せています。
理由は、還元率の最大化よりも、支払いと補償を一つの軸にまとめるほうが自分の生活では続いたからです。
高還元カードは一通り使ってきた
最初に書いておくと、私は高還元カードを否定する立場ではありません。むしろ、ひととおり使ってきたほうです。
セゾン、エポス、dカード、楽天カード、Amazonプライムのカード、メルカード、Olive。スペックを横並びで比べたというより、実際に生活の中で使ってみて、それぞれの使用感を体で知っています。そのうえで、メインカードに据えたのは JCB THE CLASS でした。還元率だけを見れば、もっと数字の良いカードもあります。それでもメインを動かさなかったのには、自分なりの理由がありました。
還元率だけで選ばなかった理由は、数字の差よりも、毎回迷わず使える決済基盤を優先したかったからです。
還元率の高さはメインカードの決め手ではなかった
高還元カードを使って感じたのは、還元率は確かに魅力的だけれど、それがメインカードの決め手にはなりにくい、ということでした。
還元率は、特定の店やサービスで効くことが多く、生活全体に均一に効くわけではありません。最大化しようとすると、店ごとにカードを替える運用になりがちで、その手間のほうが自分には重く感じられました。日々の支払いで一円でも多く取りにいくより、毎回迷わず同じ一枚を出せることのほうが、生活の質には効いたのです。
つまり、還元率はサブカードで部分的に取りにいけば十分で、メインに求めるものは別にありました。それが、決済基盤としての信頼性でした。
メインカードに求めたのは崩れにくい決済基盤
メインカードに求めたのは、数字の大きさより、崩れにくさです。
| 比べた軸 | 高還元カード | JCB THE CLASS |
|---|---|---|
| 還元率 | 高い場面がある | 突出はしない |
| 補償・付帯サービス | カードによる | 平均点が高く安定 |
| メインに据える安心感 | ものによる | プロパー最上位の安定感 |
| 長く使い続けたいか | 乗り換え前提が多い | 動かしたくない |
JCB THE CLASS は、どこか一点で突き抜けているカードではありません。けれど、補償やサービスの平均点が高く、プロパーの最上位を生活の基盤に据えられる安心感があります。乗り換えを前提にしないで長く使える、という点で、メインの条件に合っていました。
ステータス性も、自慢のためというより、「最上位を生活の土台にしてもびくともしない」という安定感として受け取っています。
複数のカードと補償を別々に持つ管理コストが重かった
メインを一枚に決めたかった背景には、管理コストへの意識もありました。私は三人の子どもがいて、仕事ではデータや仕組みづくりに関わっています。どちらの実感からも、対象が増えるほど管理は重くなる、という感覚が染みついています。
カードを用途ごとに何枚も持ち、ポイントの貯まり方や有効期限を追い、補償がどのカードに付いているかを覚えておく。一つひとつは小さくても、家族の生活を回しながら全部を把握し続けるのは、地味に負担です。還元で取り戻す数百円より、その管理の重さのほうが、自分には大きな損失に見えました。
だからメインカードは、決済も補償も一枚へ寄せて、覚えておくことを減らせるものにしたかった。決済基盤を固定して管理コストを下げる。その発想が、還元率の比較より先にありました。
ポイント制度は良くなったが手放しでは称賛しない
決済基盤として評価しているとはいえ、JCB を一方的に持ち上げるつもりはありません。とくにポイントまわりは、以前は決して使いやすいとは言えませんでした。その印象は、いまも無視しないようにしています。
近年は一ポイントを五円として決済などに充てられるようになり、扱いやすさは確かに上がりました。ただ、それで一気に高還元カードになったというより、長く感じていたマイナスがゼロに近づいた、という見方のほうが自分の実感に近いです。
つまり私が評価しているのは、還元率そのものより、ポイントの使いにくさという減点が薄れて、決済基盤として固定しやすくなったことのほうです。良くなった点は認めつつ、もとの弱点もなかったことにはしない。その温度感で見ています。
高還元カードは役割を決めてサブカードに残した
メインを JCB THE CLASS に決めたあとも、高還元カードを手放したわけではありません。役割を決めて、サブとして残しています。
特定のサービスで還元が強いカードは、その用途に限って使う。メインの決済基盤は動かさず、サブは用途を一言で説明できるものだけにする。こうすると、還元の取りこぼしを最小限にしつつ、管理が複雑になりません。固定費をどう寄せるかは 固定費をどのカードに寄せるか に、メインカードにして暮らしがどう変わったかは JCB THE CLASS をメインカードにして実際どう変わったか にまとめています。
還元率だけで選ばないメインカード運用は長く続く
結局のところ、私は数字でメインカードを選びませんでした。還元率で選んでいたら、より良いカードが出るたびに乗り換えていたはずです。
メインに据えたのは、崩れにくさと、長く使い続けたい安定感でした。その基準で選んだからこそ、いまも動かす理由が見つからずに続いています。高還元カードは賢く使えば得ですが、それはサブの仕事。メインには、毎日迷わず使えて、もしものときに支えてくれる一枚を置く。私の場合は、その答えが JCB THE CLASS でした。